幼馴染と再会して

初めての人だった

駅前を歩いていたら声をかけられました。
振り向いてすぐわかった。あの人だって。

そう、幼馴染の享さん。20年たっても変わっていませんでした。

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初体験の相手との再会

「声かけてよかった。もしかしたら人違いかもって思ったんだけど」

享さんは息をはずませていた。

私もきっと真っ赤な顔をしていた。

享さんとは幼稚園から高校まで一緒だった幼馴染だったんです。

それだけではありません。彼は、私が初体験した人だったんです。
中学3年生でした。

お互い初めてで、ドキドキしながら抱かれました。

次の生理が来るまで心配で、どうしよう、どうしようって言いながらカレンダー見てたのも、いまとなってはいい思い出です。

ホテルで密会、幸せな時間

享さんは別の高校に行ったので、それから会えなくなりました。
同窓会にも出席せず、どこでどうしているかわからなかったのですが、それが今日バッタリ会えたのです。

私は、彼のことは片時も忘れたことはありませんでした。
飲みに誘われ、そのことを言うと、享さんは「僕もだよ」と言ったんです!

もう、うれしくてうれしくて。
ホテルに誘われたときも、何のためらいもなくついて行きました。

私の体を隅々まで見て、「変わらないよ」と言って入れてきました。

お世辞でもうれしかったです。享さんは見違えるほど上手になっていました。
私は激しく反応するのが恥ずかしくて、懸命に抑えていたけど無理でした。

何度も彼の腕の中で甘え、ずっとこのままでいたいと思いました。

こんな私の変化にまわりが気づかないはずがありません。

夫に突きつけられた調査報告書

ある日夫が茶色い大きな封筒を私の前に投げました。
封筒には印刷で、「興信所」とあるのが見えました。

封筒を拾おうとせず、じっとしている私に夫が言いました。
「やっぱりな」
夫は興信所の報告を信じていませんでした。いや、信じたくなかったのでしょう。

でも私は拾わなかった。何でもなければ、「これ何?」って拾ったはずですもんね。

夫婦喧嘩が絶えなかったけど、夫はまだ私に気持ちを残してくれていたんです。それを私が打ち砕いてしまった。

私はひとりきりになったリビングで、いつまでも泣いていました。

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