夫と妻の離婚原因~近年の傾向~

元夫婦

「離婚理由」には様々なものがありますが、時代の変化に伴い、「離婚理由」も変化しています。

また夫・妻といった性別によっても理由に違いがあるのです。

今時の「離婚理由」とは?また昔と比べてどう変わったかを調べてみました。

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離婚理由は年代や男女で差があるのです

誰もが身近に感じられるようになった離婚という選択。厚生労働省や最高裁判所は定期的に、離婚に関する様々な統計を取っています。

例えば結婚年数ごとの離婚件数や離婚方法(協議離婚や調停離婚など、離婚の種類)ごとの離婚件数などです。

結婚年数ごとの離婚件数では、近年今までは低かった結婚20~25年目のベテラン夫婦の離婚数が増加し、「熟年離婚」などと一時期マスコミで話題になりました。

そこで今回は最高裁判所の司法統計データから見る、離婚理由の変化について調べてみました。

今や夫婦の3組に1組は離婚すると言われている日本ですが、離婚を申し立てた人が挙げる「離婚理由」は、年代により変化が見られます。また夫側・妻側が挙げる離婚理由にも違いがあるのです。

妻(女性)の離婚理由

最高裁判所が2014年に出した「性別離婚申し立ての動機別割合」で、妻側からの離婚理由のベスト3(%は申し立て件数に対する割合)は

1位:性格が合わない(40.9%)     
2位:生活費を入れてくれない(28.5%)
3位:精神的虐待(24.3%)

でした。続いて相手からの暴力、異性関係となっています。今から約40年前(1975年)の理由と比べてみると、

1位:暴力(37.6%)
2位:性格が合わない(36.1%)
3位:異性関係(34.3%)

となっており、妻側からの離婚理由としては、近年「暴力」よりも「性格が合わない」という理由での離婚が多くなったということがわかります。

しかし昔は3位だった異性関係(つまり不倫)による離婚は減っていることがわかります。これは「不倫」ドラマのヒットからもわかるように、不倫に対する女性の容認度・許容度が上がったからかも知れません。

また2位の「生活費~」に関しては、不景気を反映し近年増加の傾向にあります。

夫(男性)の離婚理由

同じく「性別離婚申し立ての動機別割合」で、夫側からの離婚理由のベスト3は

1位:性格が合わない(61.4%)
2位:精神的虐待(17.5%)
3位:異性関係(15.3%)

でした。続いて家族との折り合いが悪い、性的不調和となっています。今から約40年前(1975年)の理由と比べてみると、

1位:性格が合わない(56.1%)
2位:同居に応じない(25.7%)
3位:異性関係(22.8%)

となっています。

男性が挙げる理由としては「性格が合わない」が不動の1位であり、その割合も増えていることが分かります。

2位の「精神的虐待」は75年では9.1%でベスト5にも入っていませんでした。女性の社会進出やジェンダーレス思想の浸透で、モノ言う女性が増えたということでしょうか。

逆に75年に2位だった「同居に応じない」は14年にはベスト5にも入っていませんでした。核家族化が進んでいる証拠とも言えます。

参考サイト・文献
 女性と男性に関する統計データベース 司法統計

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