味付けの違いがトラブルのもと

育った環境

私は東京生まれで夫は関西なのですが、夫が東京の大学に進学して、バイト先で私と知り合いました。

当時夫は21歳で私は高校生でした。
知り合ったのは居酒屋のバイトでしたが、私は夫が初めての人だったので夢中になってしまい、土日はいつも夫のアパートに入り浸っていました。

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当然、私たちのことは私の両親の知るところとなり、夫を連れて来いと言われ、家に来た夫が結婚したいと言い出して私は顔が真っ赤になり、さだまさしの歌にこういうのがあったなと父親が笑い出して和やかな雰囲気になりました。

その後、夫は頻繁に私の家に来るようになり、交際を認めてもらって結婚の話も進みました。
私はまだ高校生だったので、結婚は短大を出てからということになり、20歳で夫の実家のある関西に行って挙式しました。

関東育ちの私が関西で義親と同居

最初の数年は東京で暮らしたのですが、そのうち夫が家業を継ぎたいと言い出して、私たちは関西に住むことになったのです。

それまで夫と子供と3人で住んでいた私は、いきなり夫の両親と住むことになって面くらいました。
やっぱり東京と関西ではいろんなことが違うようです。

夫はしきたりなど何も言いませんでしたが、古い夫の両親はそうではなく、何かと文句を言われるようになりました。

料理の味付けから最悪な状態へ

一番困ったのは料理の味付けでした。
東京の味付けは関西の人には濃すぎるようで、しかも老人だからよけいに薄味を好みます。

義母は私の料理がまずいと面と向かって言うようになりました。
離れて暮らしていたときはいい人だと思ったのですが、同居すると違うんですね。
私はだんだん義母のことが嫌いになり、顔も見たくないし話もしたくなくなりました。

それは義母も同じだったようです。私たちは一日中同じ家にいても口をききませんでした。
義父はそんな私たちを見て何とか仲直りさせようとしてくれるのですが、お互いに女の意地で譲らず、こじれていくばかりでした。

私が腹が立ったのは夫の態度でした。夫は自分は中立だといってどっちの味方もしないといいながら、遠まわしに私の態度がなってないなどと言い始めたのです。

相手は年寄りなんだからお前が一歩下がれと。
それでうまくいくんだと。
そんなことはわかっています。でもそれができないんです。

私は子供を抱きしめて泣きました。
誰ひとり知った人のいない町で、たったひとり私が頼れるのは子供だけでした。

子供の一言で涙、離婚を決意

ある日、小学校3年生になった娘が言いました。
「お母さん、東京に帰ったほうがいいよ。私も東京に帰りたい」
娘は、ボロボロ涙を流す母親をじっと見つめていました。

翌日、私は町の法律相談所に行って今後のことを相談して、離婚の準備に入ったのです。

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