災害で知った夫の裏の顔

信じられない仕打ち

私たち夫婦は恋愛結婚でした。私たちは東京で知り合いましたが、結婚と同時に夫の故郷で義父母と同居することになったのです。

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最初の5年間は何事もなく過ぎました。子供も2人生まれて、私たちは幸せな生活を営んでいました。

夫の故郷というのは、去年大規模な土砂崩れで多くの犠牲者が出た、あの町の近くなんです。
幸い、私たちの地域は大きな被害もなく、犠牲者も出ませんでした。
しかし、家の庭にまで土砂が流れ込んで、家も少し傾いてしまいましたので、避難勧告が出て、避難することになったのです。

夫の本性

このときでした。私が夫の本心を知ったのは。
避難勧告が出ると、夫はすぐ義父母と子供たちを車に乗せました。ここまでなら普通です。
しかし、夫はまだ私が乗っていないのを知っていながら、車を発進させたのです。

あとで夫は、「お前がモタモタしてるからいけないんだ」と言いましたが、そのとき私は家族みんなの着替えを準備していたのです。

それなのに、置いて行かれたんです。

避難先は聞いていましたが、私はまだ行ったことのない場所でしたので、どうやって行けばいいかもわかりませんでした。

近所の人に助けられて

途方に暮れる私を、ちょうど顔見知りの人が通りかかって、車で避難先まで送ってくれたのですが、夫は私を見ても何の気づかいもなく、ただ義父母と子供たちの面倒ばかりを見ていたのです。

私って何なの?

このとき、初めてこんな疑問が湧きました。

私はいったい何のために、生まれ育った東京を離れて遠くの町にやって来たのでしょうか。
私が夫の故郷で暮らすと言ったときの、両親の何とも言えない複雑な表情をいまさらのように思い出しました。

私は口惜しさと両親への申し訳ない気持ちで自分を抑えることができず、避難所で大声をあげて泣きました。

それでも夫は、
「恥ずかしい」
「みっともない」
と、真っ赤な顔をして私を殴らんばかりの態度です。

もうこの人とは無理だ。

それは、私が離婚を決意した瞬間でした。
あのとき、もし夫がやさしくいたわってくれていたら、私は踏みとどまったかもしれません。

去年の秋、私は東京の両親のもとに戻りました。
今は、子供たちの親権をめぐって夫と係争中です。

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