尋ね人は、戸籍上の兄である実の父

実の父

幼い頃に行方不明になった相談者の父親。

両親の顔も、思い出も知らずに育った相談者であったが、自分を養子として育ててくれた祖母の為にも、父親を捜したいと考えている。

【相談者】

・会社員

複雑な家庭環境

私は、実の両親のことを何も知らない…相談者はそう語る。

母親がどんな女性か、どうして分かたれてしまったのか…親戚間で母親の話がタブーとなっていたこともあり、相談者は母親のことを何も知らない。

そんな相談者にとって、父親は唯一の親も同然であったはずだが、父親は相談者の物心がつかぬうちに失踪。

幼くして両親を一気に失った相談者は、父方の祖父母に養女として引き取られることとなる。

こうして、祖父母の籍に入った相談者と父親は、戸籍上は兄妹、血縁上は親子という、複雑な関係になってしまった。

再会は刹那

幼い相談者を置いて失踪した父親だが、一度だけ、姿を現したことがあるという。

およそ10年前、育ての親である祖父が亡くなった際に、ふらりと家に戻ってきた父親。音信不通となってから実に20年ぶりの帰還であった。

しかし、実の娘の養育を放棄し、長らく行方をくらませていたような男が、温かく迎えられるはずもなく。

帰るなり親戚達から後ろ指を指され、爪弾きにされた父親は、相談者が止める間もなく再び行方をくらませてしまった。

それ以降、父親の足取りは掴めていない。

祖母の為に、父親を捜したい

相談者にとっての父親は、自分を捨てて行方をくらませたような人であり、名前しか知らないような、他人に近い存在だ。

それでも構わない…そう考えていた相談者であったが、ある時、祖母が密かに父親の捜索願を出していたことを知ったのだという。

祖父が亡くなって以来、相談者と二人きりの生活を送る祖母が、最近寂しそうな顔を見せることに相談者は気づいていた。

事情は分からないが、どんなに疎まれていても、祖母にとっては大事な息子であることに変わりないのかもしれない。

父親の事は知らないが、自分を育ててくれた祖母が願うのであれば、どうにかして会わせてあげたい…両親の情報を何も持たぬ相談者は、捜索方法を模索している。

スポンサードリンク

コメントは受け付けていません。