行方不明者の捜索

すぐに帰ると思わないこと
すぐに帰ると思わないこと

「明日になればケロッとして帰ってくるだろう」
「そのうち電話でもかかってくるはず」

もちろん、何日かして帰ってくれば、それが一番です。

しかし、すぐに帰ってくるだろうと思う気持ちと同じくらいに、「すぐに帰ってこないかも知れない」ということも考える必要があります。

「帰ってくるだろう」と楽観的に考えてしまうことで、いざ探し始める段階になって、必要な情報を軽視してしまうことになりかねません。

「もしかして・・・」と思ったら、まずは帰ってこないかも知れないことを想定して動くことが重要です。

捜索願をすぐに出すことをお勧めします。

「明日までに連絡がなかったら・・・」と考えず、今すぐ警察へ行き、まずは「家出人捜索願」を出してください。

見つかる確率を上げるためにも、また、最悪の事態を未然に防ぐためにも、何の連絡もなく帰らなかったら、すぐにでも届出をすることです。

もちろん、翌日に帰ってきたら、届出を取り下げればいいのですから。

部屋を観察すること

部屋を観察すること

まずは、次の3点について確認しましょう。

キャッシュカードや現金を持って行ったかどうか
部屋の中で何がなくなっているか
部屋に何が残っているか

キャッシュカードや現金は持って行ったのか、所持金があるのかを知ることも大事なことです。

所持金の金額がわかれば、本人の行動範囲もある程度読むことができます。その点からも、預金通帳が部屋に残っていたら、すぐに記帳をして口座の動きも確認しておきましょう。

次に、「部屋の中で何がなくなっているか?」「何が残っているか?」という点です。

もちろん、同居していない限り、本人の部屋から何がなくなっているのかを。正確に把握することは難しいでしょう。

しかし、残っている物はあるはずです。

そして、この“残っている物”から、「なぜ、これが残っているのか?」を考えることで、調査をする上で大きなヒントになる場合が多いのです。

家出の理由が明らかでない限り、この“なぜ?”という視点が非常に大切になってきます。

「なぜ、携帯を置いていったのか?」
「なぜ、大切にしていたカバンを置いていったのか?」
「なぜ、キャッシュカードを置いていったのか?」

そこには、本人からの無言のメッセージが込められていることもあります。
“なぜ?”という視点は大切にしてください。

ゴミは絶対に捨てない!

本人がいなくなりご家族が部屋に入ったときに、ゴミは絶対に捨てないでください。これは、ご家族みなさんで徹底してください。

ゴミは絶対に捨てない!

レシートやお菓子の箱、弁当の空容器をはじめ、使った後のはしやタバコの吸い殻も捨てないでください。
残っているはしや吸い殻の本数も、調査の貴重な手掛かりになります。

もちろん、本人の車が置いてあったなら、車の中のゴミも絶対に捨てないでください。

家を出る直前まで車で過ごした痕跡や、家出のための協力者(友人など)と車の中で話した可能性もあります。こういった情報が、残されているゴミから推測できることもたくさんあるのです。

まして、部屋をそうじするなどは言語道断。一刻も早く見つかってほしいと願うご家族の方が、自ら調査の手掛かりとなる重要な痕跡を消していることになります。

友人 知人への聞き込み

聞きとり調査で大切なことは、全員に同じことを聞くこと。
そして、何でも向こうから答えてくれると思ってはダメです。

むしろ、家出の理由が家族への不満だったとして、本人が家出をするつもりだと友人に相談していた場合、家族に内緒にしてしまうことも考えられます。

情報を教えてくれる人は、黙っていても家出をした事実を知ったときに、情報を提供してくれます。

ですので、教えてくれない人に聞く場合には、情報を教えてもらうためではなく、情報を探ることが目的となります。
必要な情報は、あなたが会話の中から見つけなければならないのです。

友人・知人に聞き込みをする場合は、くれぐれも○○話法などといったテクニックに惑わされないようにしましょう。
そんな心理トリックは、一般的には通用しません。

聞き込みは、あくまでも本人がいなくなったことを広める役割と、証言者の矛盾点を探る以外に意味はないのです。

決してあきらめないでください

大切な人がいなくなり、最初の数カ月は日夜を問わず、日常生活を捨てて身を粉にして必死に探していた時期も、1年、2年と時間が経過すれば、当然、同じような捜査スタイルを維持していくことはできません。

しかし、“探す”という視点は維持し、どんなに忙しくとも、つねにアンテナだけは張っていてください。

その意識が消えてしまうと、せっかく目の前を通った重要な情報すら目に入らず、発見がさらに遅れてしまうからです。

友人や知人、その他、街のあらゆる場所で、聞き取り調査を続けることには、「今でもあなたを探しているんだよ」というメッセージでもあります。

本人の意思で家を出て行き1年以上経過しても見つからない場合、すでにどこかの土地で根をおろして生活している可能性も十分にあります。でも、きっと心の底には、いつも残してきた家族のことを思っているはずです。

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