序章 大切な家族がいなくなったときに

ある日、突然、あなたの大切な家族がいなくなったら・・・。
探偵という仕事に携わり10年以上経った私にとって、そう考えただけでも、悲しい思いが胸いっぱいに込み上げてきます。

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今でも忘れることのできない調査があります。
それは、駆け落ちした二人を探す調査でした。少ない情報からも少しずつ有力な手掛かりが浮かび上がり、やっとのことで数日前の足取りを掴むところまで辿り着きました。
「もうすぐだ!」と思ったそのときに事態は急変しました。

駆け落ちした二人が山中で発見され、調査は打ち切りとなりました。
一人は、私と同じ20代です。

「もっと早く見つけていれば・・・。」
この思いは、調査から何年も経った今でも、頭から離れることはありません。

聞き込みをしたアパートや、遠方にある実家も写真で見た顔も、調査中止の電話を受けた場所も・・・一生忘れることはないでしょう。

調査員にとって、ひとつの調査が終われば、また別の調査が入ります。
しかし、依頼をされたご家族の方にとっては、一生に一度のことでしょうし、最初で最後の調査となるはずです。二度とあってほしくない出来事です。

だからこそ、私はあのときの思いを決して忘れてはならないのです。
大切な家族の行方がわからぬ焦りや心配、そして不安と悲しみ・・・
お客様の問題をできる限り「自分のこと」として近づけ、本当に役立つことだけを全力でサポートしていくことが探偵の仕事です。

そして、常に自分の能力を磨き、依頼人が望んでいる結果から逆算して、必要なサービスを提供すること。

“必要な人に必要な情報を提供する”
それが、探偵としての私の使命だと考えています。

ある日、突然、大切な家族があなたのそばからいなくなったら・・・。
そんなことは絶対にあってほしくはありません。

しかし、いざそうなったときに、あなたの取ったさり気ない行動が、実は調査の結果を大きく左右することもあります。

そのためには、あなたがやるべきことと絶対にやってはいけないことを知る必要があります。

このマニュアルでは、調査を長引かせないために、あなたがとるべき行動についてまとめてあります。
いざというときに慌てないために、是非参考になさって頂ければ幸いです。

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